(編集M)
トロントに来て一年半くらい。一緒にこのサイトを立ち上げた友達。絵がとても上手い。インタビューで使っているこの似顔絵も描いている。ちなみに似顔絵たちはとても似ていてびっくり。
ー トロントに来てどのくらい?
M:一年半くらい経ったくらい。ずっとトロントに住んでるよ。
ー はじめてトロントに来た時のこと覚えてる?
M:空港に降り立った時のことを覚えてて、アメリカと同じ匂いだなって思った。
ー (笑) 初めの頃の生活はどうだった?
M:初めてのホームステイ先がKennedyの方で遠かったんだよね。でも学校に行ってた間だったから授業を受けて放課後友達と遊んでもそんなに遅くはならなかったから、全然大丈夫だったよ。
あと、学校では先生にいろいろ質問してたかな。小さい学校だったから個人へのアドバイスもしっかりとしてくれて、私の場合は英語のニュースを読んでそれを要約してみたら?っていうアドバイスをもらって、それを毎日先生に見てもらってた。
ー 先生と距離が近いのは小さい学校のいいところだよね。そのホームステイにはどのくらいいたの?
M:8週間。もっといてもいいのにって言ってくれたんだけど、仕事するとなるとちょっと遠すぎて、、。
ー そこからシェアハウスを探したんだよね。部屋探しは大変だった?
M:大変だった。最初はe-mapleとかKijijiとかで探してたんだけど、なかなかいいと思える部屋が見つからなくて、コミュニティーセンターとかでも相談してみることにしたんだよね。
ー そこでは何か教えてもらえたりした?
M:うん。今まで知らなかった、現地の人たちが使うような部屋探しのサイトを教えてもらえたりしたよ。それからそのサイトとかも使いつついろいろ探して、最終的には多分Kijijiで見つけたんだったかな。
ー 現地の情報はなかなか手に入らないから、コミュニティセンターに行ったのはいいアイデアだったね。それからもときどき利用してるの?
M:結構してるよ。たとえば、イベントに参加したり、よく会う人たちとおしゃべりしたり、困ったことがあったら相談もしててかなり役には立ってると思う!頻繁に行ってると、そこのスタッフの人たちとも仲良くなってきて、初めは難しかった英語での会話もお互いに慣れてきて気楽に話せるようになってきたよ。
ー そうなるといろいろ相談しやすくなるよね。日本からトロントに来て、一年半生活して感じることってなにかある?
M:簡潔に言うと、「助けを求めやすくなった」と思う。具体的に言うと、日本だと年齢的にもこれくらい知っていて当然っていう思い込みみたいなものが、なんとなくほとんどの人にある気がして、自分もだんだんと人に聞くのが恥ずかしくなってきたり、周りの人もこんなことも知らないのって思ったりする風潮がある感じがするけど、トロントに来てからはそう感じることが少なくなった。
ー それは私もトロントで生活して感じてる。みんな違って当たり前で、知ってることも知らないこともそれぞれにあるって実感するし、私からしたら知ってて当然と思ってたことを質問されることもよくある。日本人が3種類の文字を使ってるって知らない人もいるしね。
M:そうなの。日本語でしょ?って見せられたのが中国語とかもよくある(笑)。
あとは、英語で話してるときに意味が分からない言葉があっても気軽に聞けるようになったと思う。初めは聞き流すことも多かったり、重要な話は翻訳に頼ったりしてたけど、今は話の中で「それどういう意味?」って聞けることが多くなった。
ー 私も初めは分からないことが恥ずかしいと思ってたけど、聞いてみればみんな快く教えてくれるよね。
M:そうそう。英語ネイティブの人にとっては、英語が世界共通言語だから他の言語を学ぶことって、興味がない限りはあんまりないんじゃないかなと思うんだけど、その中で私みたいに英語が第二言語で学習中の人から質問されるのは、新鮮でいいんじゃないかなと思ったりもする。
ー 特に移民の多いトロントで生活してると、毎日いろんな英語・言語に出会って訛りも話し方もいろいろだからお互いに学んで慣れていかないといけないよね。
>>次回からは、トロントで暮らしているいろんな人たちの様子を少しずつお届けします!